STAB 攻撃の致命傷

STAB 攻撃は、刃物が体の深くまで入る事で致命傷になる。具体的には動脈、脳、心臓、肝臓、腎臓に刃物が達した場合である。

人体リスク部位と攻撃による影響





A・B・D防刃ベストで防護しない所
※刃物が臓器や血管に届く深さには個人差がある。
部位 部位の深さ 死亡の時間 攻撃による影響
A頸動脈 30~40mm 12秒 失血死 5~15 秒で意識不明
B鎖骨下動脈 60mm 3.5秒 失血死 2秒で意識不明
C下行大動脈 125mm 3.5 秒 失血死 1~2 秒で意識不明
D大腿動脈   1分以内 激しい出血
E肝臓   5分 1分で意識不明、肋骨7,8,9番をよけて下から45度の角度で突かれると刃物が到達
F心臓 90mm以上 3秒 左側の肋骨3番目と4番目の間に刃が9cm以上入ると心臓に到達
G   即死 耳の後ろから刺されると脳に到達
H腎臓   1分以内 瞬時に意識不明、腎臓周辺の副腎静脈に刺さった場合は意識不明

STAB RESISTANCE 防刃テストの規格

防刃ベストの安全基準は、JIS などで定められた規格は日本国内にはない。
代表的な国際規格では、米国司法省:N I J - S T D - 0 1 1 5 . 0 0
英国内務省科学研究支局:HOSDB Body armor Standards for UK police part 3: Knife and Spike resistance

刃物の貫通力は、衝撃エネルギーであるジュール(J)で表現される。 テスト結果は、貫通状況(長さ)により合否判定される。




ジュール計算&考え方

空気抵抗無く物体が自由落下を始めて、ある距離に落下する時の落下エネルギーと速度を計算する。

STAB 防御製品